本格的に朝晩寒くなってきました。
秋を通り越して冬になってきました。
この時期は時化る事が多いので、釣行も中止になることが多いです。
特に南予は難しいですね。
今月も何度か中止となりました。
先週の21日は、今シーズン初の太刀魚釣行でした。
ニュースで太刀魚不漁の情報が流れたおかげで、世間一般にも太刀魚の数が減っていることが認識されています。
釣っている立場としては、数年前から十分兆候はありましたけどね。
松山沖や広島では釣れなくなったので豊後水道に行く様になりました。
ただ、豊後水道も年々先細りです。
おまけにサバフグの猛攻があるので、なかなか太刀魚釣りもむつかしくなりました。
以前はジグしか使わなかったのですが、最近はテンヤしかしていません。
豊後水道でジグを使うとサバフグがピラニアのように襲いかかってきてしまいます。
テンヤにしても、サバフグの合間を縫って釣るしかありません。
50号では捕まるので、60-80号の重いテンヤを使って高速で落とします。
だいたい50m-100m付近にサバフグはいます。
目的とする150mまで無事落ちればなんとか釣りになりますが、それまでにサバフグに捕まると、またやり直しです。
最悪なのは150mまで落ちても50m付近のサバフグにPEを切られる事ですね。
リーダ−からやり直し。 2-3回切られると釣りが成立しなくなってしまいます。
何とか釣ることは出来ますが、何度もPEから切られると、なかなか精神的にキツいですね。
重いテンヤをいくつも持って行ったのですが、帰りは非常に軽くなりました。
釣れるサイズは指4本前後がメインです。
そもそも150mでの釣りなので、手返しが悪いです。 それにサバフグの邪魔も加わりますので、厳しい釣りでした。
結局12本。
まあ、刺身と塩焼き程度は楽しめました。
僕はどちらかというと細い太刀魚の刺身が好みです。
大きくなるとうま味は増えるのですが、脂っこくなる気がしてちょっと苦手です。
そういう意味では、今回の太刀魚はいいサイズなんですけどね。
リール2つ糸の巻き替えが必要になり、テンヤもLostが多かったですね。
しばらく太刀魚はいいかな。
本日28日は、同じく豊後水道でSLJ タイラバでした。
海は時化模様。
念のため酔い止めは内服しています。
1時間半かけてポイントに到着。
ポイントは大時化でした。
2m程度船首が上下します。 細かいことをしているとさすがに酔いそうになります。
あらかじめ酔い止めを飲んどいてよかった。 良い始めてから飲んでも間に合わない事が多いですからね。
ただ、この時点で酔い止めを再追加。
2回飲むと効き目が強くなります。
これで、なんとか酔うこと無く釣りが出来ました。
ただ、、、かなり荒れ模様です。 大丈夫かなー アタリも無いな〜
なんて思っているときに、きました。
この海域では、マハタ・アオハタ・甘鯛・レンコダイなんかが釣れますが、やはり甘鯛とハタが当たり。
今回は根魚の引き。 レンコダイでは無さそう。
小さめのハタ??? と思いながら、あがってきたのは赤甘鯛。 しかも大型!!
ちょっとびっくりでした。
この甘鯛で、船のテンションも上がりました。
ですが、やはり時化がひどくなってきたため、残念ながらポイント移動。
波の穏やかなところまで避難して釣りを継続。
とりあえず甘鯛を確保しているので気分は楽です。
近場のポイントでは、レンコダイがメインでした。
アオハタもいくつかあがりましたが、他はレンコダイやエソ。
大きなイトヨリが釣れました。
レンコダイは、この海域ではハズレキャラですが、実際はすごく美味しいです。
真鯛よりもむしろ美味しいかも。
真鯛は12月から3月ぐらいまでは美味しいですが、それ以外の時期はいまひとつ。
あと、釣った当日は刺身はいまひとつ。 寝かせる必要があります。
ですが、レンコダイは釣ったその日から美味しい!
脂がしっかり乗ってます。 冬の真鯛の方が上品な味ですが、うま味としてはレンコダイの方が安定しています。
というわけで、本日は甘鯛とレンコダイの刺身比べ!
甘鯛は大きくて食べ切れないので、3枚おろしで1/8のみ刺身に。
残りは後日刺身や他の料理に。
甘鯛は松かさ揚げが有名ですが、私はどちらかというと鱗がない方が好みです。
一旦鱗をすき引きしてから料理開始です。
すき引きするとぬめりも取れるのでさばきやすいですね。
当日の刺身食べ比べは、やはりレンコダイですかね。 甘鯛は1-2日寝かせた方が美味しい印象でした。
南予で釣れる魚は美味しい魚が多いですね。
それだけに魅力があります。
これからは甘鯛のシーズンになります。
時化が無ければ良いんですが。