なかなか釣行に行けない日々が続きます。
でも・・・ようやく来週3月2日に出撃予定です。
狙いはもちろん「真鯛 in ニライカナイ」   の予定です。

というわけで、今回は 鯛ラバ解説③ 鯛ラバ編

鯛ラバは以前は固定式が主流でしたが、最近は誘導式が多く見られます。
材質は鉛かタングステンで、当然タングステンはかなり高価です。
主な鯛ラバの紹介や、固定式と誘導式の違いなどは鯛カブラ.comさんに詳しく載っていますので興味のある方は是非参考にして下さい!

私も以前はDuelのソルティーラバーなどを多用してました(結構リーズナブルだったので)。ジヤッカルのびんびん玉も何個海中の藻屑となったことやら・・・
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これらはいわゆる固定式です。 
でも最近はやはり誘導式のほうが掛かったあとのバラしが少ないであろうという理由から誘導式を使う方が増えていると思います。  私もその一人で、今は誘導式しか使っていません。
私の考える誘導式の利点は、①針と鉛が固定されていないため海中で鯛が首を振ったときに針にかかるトルクが減りバレる可能性が減ること。 ②鉛と針、ネクタイがすべてバラバラであるため船上で簡単に鉛、針、ネクタイの交換が可能であること。 ③鉛と針、ネクタイがバラバラであるため他メーカー同士のパーツも流用できること。 などです。
特に②は船上で重さだけを替えたいときや、ネクタイの色を変えたいときに非常に便利です。
IMG_20140216_013615IMG_20140216_013537IMG_20140216_013518IMG_20140216_013642現在私が利用している製品はこれぐらいでしょうか。 メーカーはCOHDUEL、等ですが、すみません、あとは忘れました。

これらの市販ヘッドは時々気分転換に使用することが多く、メインは自作のものを使用しています。
IMG_20140216_013457IMG_20140216_013434IMG_20140216_013402IMG_20140216_013325一番多用するのはスーパー梶付の25号と20号です。 これだと25号でも一つ¥70です。 写真は色を塗ったりシールを貼ったりしていますが、基本鉛のままでもOKです。
ただ、鉛のままだとあまりに寂しいので、ダイキで¥200の スプレーを買って塗ってます。 一応白で下地を塗ったあとオレンジ塗装し、シールを貼ってからクリヤーで仕上げてます。 以前は100均のマジックでぬって100均のマニキュアで仕上げていたのですが、スプレーで大量生産した方が効率的ですので、最近はもっぱらスプレーです。
おそらく全て込みでも¥100以下で作成可能です。 樽形のものは30号と20号です。 深場攻略のためには30号は必須ですし、高価な鯛ラバだとロストを恐れるため攻めきれませんので、安価に作成できる手製の30号は非常に心強い味方です。
梶付と樽形の使い分けは、梶付の方が水中挙動は安定しているように思いますので潮が速いときは梶付、見かけを小振りに見せたいときは樽形 としています。
DSC_0410次に針です。  鯛が釣れるかどうかはこの針にかかってますので、特に大事なポイントです。 私はがまかつの一刀チヌとオーナーの速手チヌを愛用しています。 最近はがまかつのサーベルポイント も人気ですね。 鯛釣りですが、チヌ針を使う理由はチヌ針の方が線径が細いからです。 線径が細いほうが刺さりが良いため針掛かりする確率が増えます。 当然ゴリ巻きすると針が伸びたり折れたりしますのでドラグ調整して丁寧にファイトする必要がありますが、刺さらないことにはつれませんからね〜。 速手チヌはひねりがあります。 2本針で段違いにするとき下を一刀チヌにして上を速手チヌにしてます。  
ハリスは、以前はシーハンター8号を使用していましたが、最近はある理由(あとで解説)よりPE6号を使用しています。  
DSC_0415DSC_0416 PE45cmを切り、両端に針を結びます。
そのときにあると便利なのが100均のペンチと糸を保持するグッズです。 このグッズは数年前の某釣具店の福袋にDSC_0417入っDSC_0418ていて、当初は「いらないモノ」と思っていたのですが、以外と便利で、今ではなくてはならないグッズの一つになってます。 糸を切ったところには一応少量のアロンアルファーをつけます。 次に絡み防止用のビニールパイプを約8mm切り、それに通してから結びコブを作ります。 結びコブから針までは約5cmに調整しています。(1本¥20 計¥40)
DSC_0421DSC_0423これにネクタイ・スカートを通せばOK!
ちなみにこれはスカートはガイアのシリコンスカート(10本で¥50)を使用し、ネクタイはびんびんのカーリー(1本¥130)を使用しています。
スカートのメーカーは特にこだわりませんが、ネクタイは、びんびんカーリー、アンサー、アンサーカーリー、Duel(1本¥56)をよく使用します。 
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いろいろなカラー、パターンのモノを作っておくと便利です。 ただ、針、スカート、ネクタイのバランスはこのようになる様に気をつけています。
DSC_0422通常市販のものは針はシーハンターで結んでいると思います。それを止めてPEラインにした理由は、強度的にはもちろんPEラインはシーハンターに劣ります。 ですが、鯛ラバの針掛かりは口の中ではなく唇の外に掛かること多いので、擦れに対する強度はあまり必要ないと思われます。 シーハンターはコシがあるため、この写真のようなカーリーネクタイを使用したときにしばしば針にネクタイが絡まっている事を経験します。 実際そのような状況ではおそらく水中ではネクタイは泳いでいないためノーチャンスだと思います。 かといってしょっちゅうあげて確認するのは時間の無駄です。
PEなら、コシがないため絡まっても絡まったままでネクタイはきれいに泳いでくれます。  つまりノーチャンスの時間が減るということです。
鯛ラバは巻くだけの釣りです。 そのためなかなか他者との差が出にくいです。 あえて差が出るとすれば、ノーチャンスの時間を減らすことではないかと思います。  それでアタリの確率が増えます。 フックを常に新しくし、線径を細くすることで針掛かりの確率が増えます。 リールのドラグを調節し、低弾性の竿を使用することでバラしの確率が下がります。  結果としてよく釣れます。
手作りの合計金額は¥320でした。 厳密には塗装代などありますが、高く見積もっても¥400でしょう。 DUELのストレートネクタイバージョンなら¥250でできます。 市販の鯛ラバは¥800-2000ですので、比較すると圧倒的に安価ですし、確実に釣れます! 
皆さんも試してみてはいかがでしょう。