だんだん暖かくなってきました。
朝夕はまだ少し涼しいですが、日中は結構暑いみたいですね。
温度差が激しいせいか、体調を崩している方を時々お見かけします。
私はというと、ほぼ一日中診察室にいるため、実際外の気候の変化にはついていけてません。
来られた患者さんの汗のかき具合で何となく外の天気がわかるといったかんじです。

さて、本日はいつもと違って釣りネタではありません。
今回新たに当院にて採用したリハビリ機器についてご紹介したいと思います。
まず、低出力レーザー治療器です。
LLLT(Low Level Laser Therapy)には、神経伝導の抑制や血流の改善、抗炎症などの効果があり、筋肉や関節の痛みをとると言われています。

疼痛部位であればどこに使用してもいいのですが、この機械の得意分野は、関節・靱帯などの炎症です。
特に腱鞘炎などに力を発揮します。
従来であれば、内服やストレッチ、注射などでしか改善方法がなかった腱鞘炎に対して、注射の一つ前の治療として使用すると良いかと思われます。
いわゆるテニス肘や、バネ指などの方に勧めさせていただいております。
ご希望の方は遠慮無くおっしゃって下さい。
使用上の注意点は、レーザーですので、黒い部分に当てると熱を持ちます(黒い紙や、ビニール製品などであれば燃えてしまいます)。 ホクロの上などには使用しないようにして下さい。 また、小さなマウス程度の大きさの機械ですが、一つで軽自動車1台分ぐらいの価格です。
びっくりですよね!
落とさない様にしていただければと思います。
次に光治療器です。

キセノン光線という光を照射します。
キセノン光線は身体の深部まで達する光線で、広範囲にわたり血流を改善し痛みを緩和する効果があります。 また、光ですので従来マイクロなどが使えなかったペースメーカーや、手術後のインプラントが入った方にも使用することが出来ます。
現在はスペースの関係上、首や肩周辺に限定して使用してもらっていますが、今後はもっと活用できるように考えていきたいと思います。

これまでにも、骨折の治癒促進や深部の温熱治療のために超音波治療器なども導入してきました。
全て、いかに効率よくリハビリができるかという命題を解決するために導入を決めております。
限られた時間の中で、少しでも治療成績が上がれば幸いです。